SONY α7SIIIは買いなのか、動画クリエイター目線で解説します。
こんにちは、SHIGEZOです。
2020年7月26日、3世代目となるα7SIII(ILCE-7M3)が事前告知通りに発表になりました。
海外発表が半日ほど早かったということで、海外の新製品発表を生配信する方がいたり、YouTubeなどSNSではずいぶん盛り上がっていました。
細かな仕様やレビューはSNSで山ほど出ているのでそちらを参考にして頂くとして、今回は動画クリエイターとして活動している私がα7SIIIをズバリ「買うか」について解説したいと思います。
私自身が使用することを想定した時に必要かという目線ですので、サッと聞き流して下さい(笑)。
目次
1.α7SIII(ILCE-7M3)のザックリした仕様
α7SIIIは、1,210万画素 35mm フルサイズ Exmor Rセンサーを搭載して、圧倒的な高感度・低ノイズ設計。
動画記録は4K120pに対応。
それから、つい先日発表されたVLOGCAM ZV-1に似たところがあります。
自撮りが快適にできるバリアングル液晶。
自撮り時のアングルがかんたんに確認できる、「バリアングル液晶画面」を搭載。
自撮り時の操作性をアップするRECボタン。
大きく配置されたRECボタンがより押しやすくなりました。
一言でいうと、ものすごく動画撮影に振り切った仕様だと思います。
2.私が使っている主な機材
ソニー SONY α7iii
メインカメラは、SONYのαシリーズの中でもベーシックモデル、定番の「ソニー SONY α7iii」がメイン機です。
ソニー SONY FDR-AX55
サブカメラは一眼レフではなく、ビデオカメラ「ソニー SONY FDR-AX55」です。
FDR-AX55は既に廃盤終了となっていますが、現行機「FDR-AX60」と主な仕様は全く一緒です。
DJI オズモポケット
気軽に撮影したい時に持ち歩いているのはDJIのジンバルカメラ「オズモポケット」です。
GOPRO HERO8 BLACK
アクションカメラの王道「GOPRO HERO8 BLACK」です。
カメラ本体で使用している機材はこんな感じです。
3.α7SIII(ILCE-7M3)は必要?
さて、私の使用機材と使用状況から考えて、本題のα7SIII(ILCE-7M3)が必要なのかについてですが…。
結論からいうと、「私は買わない」です。
クライアントワークでは、主にYouTube向けのトーク動画の撮影・編集・チャンネル運営・管理をしています。
YouTubeでは基本的にフルHD(1920×1080)で動画をアップしています。
4K(3840×2160)で撮影しておくと画角がずれた際、編集時に調整・サポートが出来るので、撮影は4Kで行うことが多いです。
でも、トーク動画にスローモーションは必要ないので4K120fpsは必要ありません。
欲を言えば4K60fpsは欲しいところですが、私の機材でいうと「DJI オズモポケット」「GOPRO HERO8 BLACK」が共に4K60fpsに対応しています。
ちなみに、iPhoneでも4K60fpsに対応しているので、どうしてもスローモーションで撮影したい場合は、それらの機材を使用します。
というか、フルHDで撮影すれば済む話なんですよね。
また、VZ-1同様に絶賛されているバリアングル液晶についても一言。
バリアングル液晶は確かに画角チェックに便利なのですが、室内撮影でしっかり確認したい場合は正直小さいです。
画角のおおまかなチェックは出来ますが、ピントのしっかりした確認まではしづらいです。
ということで、私は室内撮影時にはHDMI接続の外部モニターを使用しています。
大きなモニターでしっかり確認しながら撮影しているので、バリアングル液晶は必要ありません。
また、ZV-1のようにVLOGしたい時にバリアングルは絶対あった方が良いのは間違いありません。
しかし、ミラーレス一眼としてはコンパクトなαシリーズですが、自撮りをするには大きすぎると思います。
自撮りをする為にカメラを買うなら、私は間違い無く「ZV-1」を選びます。
4.まとめ
勝手に書かせて頂きましたが、あくまで私の機材使用状況を考えた意見です。
高性能・多機能は付いてて困ることはないので、お金に余裕があれば買って損はないと思います。
α7SIII(ILCE-7M3)は41~42万円ということなので、かなりの出費になりますが(汗)。
α7SIIIはシネマカメラ同等の性能ですので、映画や本格的な映像表現をするなら、むしろお買い得な価格帯かもしれませんね。
一方、初めて本格的なカメラ購入の候補として検討している方でしたら、他の出費も必要になると思うので、自身が撮影したい動画表現によって選んで欲しいと思います。
レンズやマイク、ジンバル、三脚などなど、カメラ本体以外にも必要な機材はたくさんあります。
他に編集に必要なPC、編集ソフトなど、動画に使用する機材はキリがないです(苦笑)。
α7SIIIの発売日は10月9日予定とのことですので、たくさん悩んで下さい!