オズモポケット用コンバージョンレンズ「Kenko ワイドアングルレンズ 広角0.6倍 マグネット式 2.5g K-DW」の使用レビュー。
こんにちは、SHIGEZOです。
私が愛用しているオズモポケットですが、メリット・デメリットがはっきりとしたカメラですよね。
メリットは言わずもがな、とにかくコンパクト且つ手ブレしないということ。
iPhoneにしても、ZV-1のようなコンデジにしても、このメリットを合わせて上回るカメラは他に無いのではないでしょうか。
そして、デメリットとしてよく挙げられるのが画角の狭さです。
ZV-1でもいたるところでこの画角の狭さを指摘されているのですが、静止画の撮影を含めて総合的な部分を考えると仕方ないのかもしれません。
でも、画角の狭さを解消する為のアイテムが発売されており、オズモポケットの画角の狭さを解消する為のアイテム「ワイドアングルレンズ」を購入してみました。
今回はオズモポケット+ワイドアングルレンズの感想を解説したいと思います。
目次
1.オズモポケットの画角
これはオズモポケットで撮影した写真です。
ワイドアングルレンズは付けていない、標準状態での画角です。
オズモポケットの焦点距離は35mm判換算で26mm相当となっているので、iPhoneのカメラとほぼ同等の画角です。
iPhoneと同等の画角と聞くとそれほど気にすることないような感じもしますが、一般的なミラーレス一眼やコンデジと比べると画角は正直狭いです。
オズモポケットはレンズ交換はもちろん出来ないので、それを解消させる為にはワイドアングルレンズが必要というわけです。
2.購入したワイドアングルレンズ
今回購入したのは、Kenkoのワイドアングルレンズ「Kenko DJI Osmo Pocket専用ワイドアングルレンズ 広角0.6倍 マグネット式 2.5g K-DW 」です。
立派なケースに入っていて、さすが国内大手メーカーの製品であると思わせます。
ケースをあけると、思いの外小さいレンズが入っています。
フタ上部にはネットが付いているので、レンズ以外の小物も入れられます。
Kenko以外にもワイドアングルレンズは発売されていますが、他社の製品ではケラレ(四隅が黒っぽくなる)が発生したり、映像に歪みが生じてしまったりという不具合が確認されています。
Kenkoにはそういった不具合が解消されており、価格は少し高めですが、満足出来る製品だと思います。
3.ワイドアングルレンズは必須!?
これが今回購入したKenkoのワイドアングルレンズを装着した状態での写真。
先ほど掲載しましたが、これがワイドアングルレンズ無しでの、オズモポケット標準状態での写真。
画角はかなり広くなっているのがわかると思います(^^)。
Kenkoのワイドアングルレンズは0.6倍広角になるということで、35mm換算で15.6mm相当のレンズになります。
26mm相当のオズモポケットが15.6mm相当になるのは大きなメリットと言えます。
しかし、実際に運用して思ったデメリットが2点。
1つ目がアクティベーション時のボディ干渉。
オズモポケットは電源を入れると、激しく頭を振る「アクティベーション」という動作が必ずあります。
このアクティベーション時にワイドアングルレンズを付けているとボディ部分に干渉してしまい、レンズが外れてしまったり、アクティベーションが正確に終了しない可能性もあります。
この動画ではレンズが外れた上に、アクティベーションも正確に終わりませんでした(苦笑)。
レンズが外れない時もあるのですが、かならずボディ部分には干渉してしまうので、アクティベーションが正確に出来ているかはわかりません。
そしてデメリットの2点目がとにかく外れやすい(涙)。
ワイドコンバージョンレンズはオズモポケットのレンズ部分にマグネットで簡単に取り付ける事が出来ます。
オズモポケットはDKJ純正でNDフィルターも発売されているのですが、NDフィルターもマグネットで簡単に脱着出来ます。
つまり、元々オズモポケットのレンズ部分にマグネットで脱着出来るフィルターやレンズが追加出来る設計になっているわけです。
選択肢が増えるという意味で大変ありがたい事なのですが、マグネットということでいずれにしても外れやすい事は変わりありません。
特にワイドコンバージョンレンズは性格上、NDフィルターよりも突起部分が大きいです。
写真ではなかなか伝わらないかもしれないのですが、この突起が意外と邪魔になってしまい、とにかく運用がしにくいです。
撮影時には付けっぱなしの状態で移動する場面があると思いますが、その時に自分の体やカバンなどの当たってしまい、レンズが簡単に外れてしまいます。
私自身、機材の運搬には相当気を遣う性格ですが、それでもレンズが落下してしまうことが多かったです。
個人的にはメリットとデメリットの差異が非常に大きい印象です。
4.まとめ
画角の広さと運用のしさすさのどちらをとるか。
私の結論は「ワイドコンバージョンレンズは使わない」です。
画角の広さは欲しいのが正直なところですが、やはり運用のしにくさが大きすぎると思います。
ワイドコンバージョンレンズは「レンズ」ですから、裸の状態で持ち歩くわけにはいかないので、必ずケースに入れて持ち歩くと思います。
オズモポケットの取り出し、電源を入れてから、ワイドコンバージョンレンズの箱を取り出し、レンズを取り出してからオズモポケットに装着。
ワイドコンバージョンレンズを付けた状態でオズモポケットを持ち歩くのはレンズが外れるリスクが大きいのでとても気を遣います。
では、撮影が終わる度にワイドコンバージョンレンズをしまうのかと考えると、それは面倒ですし。
とにかくデメリットが大きすぎて、オズモポケットのメリットである「ポケットからサッと取り出して、素早く撮影する」という行為が出来なくなってしまいます。
ということで、私が購入したワイドコンバージョンレンズはもう持ち歩くことは無くなってしまいましたが、画角がかなり広くなるメリットも大きいのは事実なので、この記事が参考になれば幸いです。
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